こんにちは。
今回は、ワニという英単語:クロコダイル・アリゲーターの違いを調べてみます!
日本人にとっては、同じようにしか見えないワニですが、英単語は2つありますね。
crocodile(クロコダイル)とalligator(アリゲーター)。
子どもの辞典にも、それぞれ載っていることもありますが、いずれか一方のこともあり・・結局使い分け方はよくわからないままです。。
学生さんにとっては、どちらの単語を使っても失点することはないような単語ですが!
世間にはいろんな情報が流れ過ぎていて・・結局よくわかりません。。
ので、調べてみました!
ワニの学名から考える「ワニ」
そもそも、日本語で言うところのワニに関する学名は
爬虫綱ワニ目
そしてこのワニ目には3つの分類があり
- アリゲーター科(Alligatoridae)
- クロコダイル科(Crocodylidae)
- ガビアル科(Gavialidae)
となります。
あれ?アリゲーターにしろ、クロコダイルにしろ単語が少し違いますね。。
この「科」からさらに「属」になる部分が、アリゲーターという単語になります!
アリゲーター科アリゲーター属 ⇒ Alligator
クロコダイルは、「属」名は次のようになっていて、さらに個別具体的な名前でした。
クロコダイル科ワニ属 ⇒ Crocodylus
個別のワニの名前(Nile crocodile、West Aflican crokodileなど)にようやく登場しました。
第三のワニ?Gavialidae!
クロコダイルやアリゲーターと並んで、ワニ目の中でもうひとつ忘れてはいけないのが
インドガビアル科 です。
分布が主にアジア圏(インドガビアルとかマレーガビアルとか)であることから、英語の教科書にはあまり登場しないのでしょう。
口が少しとがったワニで、クロコダイルやアリゲーターに比べて見た目で区別しやすいです。
英語圏ではあまり見られないワニであることから、一般的な単語として登場しないのだと思います!
crocodileの基本情報
それでは、簡単にcrocodileとalligatorについて見ていきましょう。
クロコダイルはワニ目クロコダイル科。ナイルワニなどにつけられた名前です。
- 分布:アメリカ大陸・アフリカ大陸・オーストラリア大陸・ユーラシア大陸南部など
- 大型なワニが多い(2ー6m)
- 口が比較的とがっている(ガビアル科ほどではない)
- 淡水・汽水・海水のいずれにも生息できる
- 魚・貝・鳥・哺乳類・昆虫などの動物食
歯が出ているごつごつとしたイメージのあるワニが多いそうです。
冒頭の写真はcrocodile属ですね。
最大の特徴は
- おなかを浮かせて歩く
- 息ができるような穴がおなかにある
ということです。
alligatorの基本情報
- 分布:アメリカ南東部・中国
- アメリカアリゲーターは5mほど、ヨウスコウアリゲーターは2mほど
- 口が丸みを帯びたものが多い
- 淡水に生息する
- 魚・貝・鳥・哺乳類・昆虫などの動物食
alligatorの生息する場所は淡水だけ、という特徴も見つかりましたね!
思ったよりも生息地域が限られているのですね。
そして最大の特徴は
- おなかを地面につけてずりずり歩く
- 息をするための穴がおなかにない
ということです。
下の歯が見えているのがcrocodile説はウソ!?
下の歯が見えているものがcrocodile(クロコダイル)
という説があるのは本当です。
しかし、厳密には下の歯が見えているアリゲーターもいます。。
そしてなんと、下の歯が見えていないクロコダイルもいます。。
ということで、下の歯が見えているかどうかで判断することはできない・・というのが答えになります。(動物の分類ってほんっとに難しいですね!!)
まとめ
crocodile (クロコダイル)
おなかを浮かせて歩く・おなかに呼吸をするための穴がある
alligator(アリゲーター)
おなかを地面につけて歩く・おなかに呼吸をするための穴がない
ということに尽きます!
ただ、なんでワニではなくクロコダイルとかアリゲーターと区別して使うのか‥と言う点は調査しきれませんでした。。ごめんなさい。
試験に出た時にこちらを書かないと0点!みたいなお話ではありませんが、モヤモヤっとしたものが取れてすっきりしてもらえたら嬉しいです!!
ご参考まで:ナイルワニって?
クロコダイル属のワニについて簡単にまとまっていますので、こちらもどうぞ♪
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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