おかあさんといっしょに登場のアンチエタヒラタカナヘビに学ぶ。

子ども・教育

今回は、おかあさんといっしょの動物コーナーに登場した「アンチエタヒラタカナヘビ」について調べてみます!

最初から言うのも何なんですが・・なんでしょうか、この噛んでしまいそうな名前は。

あんちえたひらたかなへび

と画面には映りますので(おかあさんといっしょでは全部ひらがなで表記されます)

最初、私は「ひらがなヘビ」と読み間違えました

そして何とか読めましたよ。でも、覚えるにしてもどこからどう覚えていいのか・・。

高菜とか、平田とか、ちょっとなじみのあるワードだけ取り出してしまう私・・。

アンチ・エタ・ヒラタカナ・ヘビ(全国のヒラタカナさん、ごめんなさい。。)とか・・

どこで切るんだろう・・。それすらわからない。。

ということで、調べてみることにしました!

子どものなぜ?なに?に答えられるような簡単・簡潔な内容にしております。
ご家族でのだんらんの一助になりましたら嬉しく思います!

アンチヒラタカナヘビの基本情報

  • 爬虫綱有鱗目トカゲ亜目カナヘビ科ヒラタカナヘビ属
  • 生息地:アフリカ南部・砂漠にすむ
    (アンゴラ・ナミビアで見られる)
  • 全長:10ー12㎝
  • 昆虫を食べる。昆虫が少ない時期は、種子も食べる。

ヘビではなくて、ヒラタカナヘビだったのですね!

トカゲでも、カナヘビでもありましたが、ヒラタカナヘビ属でした!

手に収まる程度のかわいらしいサイズ。黄色っぽい体つきは砂漠にすむからなんですね。
とてもかわいらしい色です。

前途の足を交互に上げ下げして走る姿がかわいらしいアンチエタヒラタカナヘビ。

かつてデーモン閣下が「砂漠のトカゲ」という歌を歌われたそうですよ♪

名前の由来は「アンシエタ博士」!

そして、本題(?)、このややこしや~なお名前の秘密に迫ります!

アンチエタヒラタカナヘビは、

ポルトガルの博物学者、ホセ・アルベルト・デ・オリベイラ・アンシエタさん

にちなんでつけられた名前なのだそうです。

英語にするとMeroles anchietaeとなりますので、確かに「アンシエタ」さんの名前が入っていますね。

アンシエタ博士 + ヒラタカナヘビ属

で、アンチヒラタカナヘビということに。

音としてはアンシエタなので、名前がアンチエタになったのは、読み間違えというかなまったというか、要はそのようなところでしょうかね。

尊敬されるべき博物学者さんのお名前です。

アンシエタ博士の生き方から勇気をもらおう

アンチヒラタカナヘビのお名前の由来となった、アンシエタ博士の生き方は興味深いものがありましたので、紹介させていただきます。

  • 1832年 ポルトガルのリスボンに生まれる。
  • 数学を志し、大学で勉強するも履修終了できず。
  • 医学を志し、ロンドンの大学で勉強するも履修修了できず。
  • 再び医学を志し、パリの大学で勉強するも履修修了できず。

医学の学びの合間に、お友達のひとりが移住するのをきっかけに西アフリカにあるアンゴラ(当時ポルトガルの植民地だった)に赴きました。

そこで探検家・博物学者として活躍することになったのです。

マラリアなどの感染症にかかり、生命の危機を乗り越え、何度かポルトガルに戻りつつもアンゴラでの動植物の研究を行い続けたアンシエタ博士。

哺乳類・鳥類・両生類と爬虫類の新種を117種類も識別したそうです。

そんな研究の傍ら、再び医学を志すも、結局医学の履修過程を修了できませんでした。しかしそこで得た知識を活かし現地で医療・介護活動を行ってもいました。
資格・修了にこだわらず、自身のできることをなさったということは尊敬でしかありません。

数学・医学の道は挫折したのかもしれませんが、決してそれらも無駄なことではなく、豊かな研究へとつながったのでしょう。
コレラやマラリアなどの感染症に苦しめられた現地の方々も、きっとずいぶん助けられたことと思います。

挫折は人生の終わりではない、このことをきちんと子どもたちに伝えていきたい。

そして親の私たちもこれからまだまだ自分たちにできることを考え、挑戦していかなければと、そんなことをアンシエタ博士に教わったような気がします。

まとめ

今回はちょっと覚えるのが難しいアンチヒラタカナヘビについて調べてみました!

  • アフリカ南部砂漠にすむ
  • ヒラタカナヘビ属
  • アンシエタ博士にちなんで、「アンチヒラ」という名前が付けられている

アンシエタ博士の生き方も、とても勇気づけられるものですね!

挫折を幾度も繰り返しつつ、博物博士として大活躍されました。

ちなみに、博士は論文を書くことがお好きではなかったようで、もっぱら論文は別の人たちが書いていたとか。

研究所のみなさんは適材適所でがんばっていらした・・適材適所、とても大事なことですよね。

粘り強く、最後までやり通すということはとても大事です。

でも、できないことがあったら他の人を頼る適材適所で活躍する、そんなことも学びながら子どもたちも大きくなってくれたらいいですね。

今回のアンチヒラタカナヘビには、とても大事なことを教えてもらったような気がしています。

おかあさんといっしょの動物コーナー・・深すぎます(涙)

今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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