マレーバクのひでおの死因は熱中症?気温・湿度を調査。寿命は?

テレビ・ニュース

マレーバクのひでおが死亡してしまうという悲しいニュースがありましたね。

2024年6月23日に台北市立動物園で病理解剖が行われ、

ヒートストローク(熱射病)によって死亡した

との推定がなされているとの第2報がありました。

マレーバクの基本的な情報から当日の気候を調べ、今回の真相に迫ってみました。

マレーバクの基本情報

  • 学名:ウマ目バク科バク属
  • 分布:インドネシア・マレーシア・タイ南部
  • 体長:180ー250㎝
  • 体重:250ー500kg
  • エサ:主に木の葉。果実も。
  • 天敵:トラ・ヒョウ・ドール・イリエワニ
  • 寿命:25歳前後
    ⇒ひでおの死因は寿命ではありませんね。

イノシシと同じように、幼い時には縦じまの模様が入るそうです。

今回ヒートストロークによって全身の循環不全・血液凝固障害・肺水腫などが起きたとのこと。
ひでおの最期はとてもつらかったのではないかと考えます。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

なぜマレーバクは絶滅の危機?

それは主に森林の減少だそうです。

マレーバクは川や沼の近くにある雨が多く降る地域の森林にすんでいます。
夜行性で、単独で生活することがおおく、すみかを奪われたマレーバクに行き場はないそうです。

それらの森林の多くは、紙をつくるために伐採されているとのことですから、
私たちが紙を大切に使うこともとても大切ですね。

マレーバクの天敵は、やっぱり人間なんですね・・。

そして、人工繁殖もとっても難しいようです

愛媛県立とべ動物園のコラムにも、2017年の記事ですが、繁殖に対する工夫や苦労が書いてありますが、実際になかなか成功しないので温かく見守ってくださいと書かれています。

今回の「ひでお」も2022年1月、実に17年ぶりに生まれたマレーバクだったそうです。

移送することになったのも、繁殖に関して、いろいろと研究を進めようとしたため。。

動物園の方でなくとも、とても残念に思えて仕方ありません。

亜熱帯の地域にすむマレーバク。熱中症で死亡とは・・

マレーバクの本当のすみかは基本的に常夏!!

例えばマレーシアですが、1年中、夏の気候!
年間を通じて、最低が27度、最高が33度くらいの夏の気候とのことです。

湿気も多い地域で生息する動物ですから、熱射病で死亡とは・・どういうことなのでしょうか??

まず、移送の時刻と状況の確認です。

  • 21日昼前  動物園から出発
  • 21日18時頃 成田空港を離陸
    ⇒ この頃は元気な様子だった
  • 21日21時頃 台北空港に着陸
    ⇒ この時点で血痕が見え、呼吸も確認できず
  • 22日未明 台北市内で死亡が確認された

台北空港に到着していた時点で死亡していたと考えられ、飛行機の移送中に急変があったものと推定されます。

念のため、当日の気候について調べてみました。

横浜市 8月21日の天気・気温の変化

12時 18.6度 雨強い 湿度96%
15時 18.4度 雨   湿度94%

台北市 8月21日・22日の天気・気温の変化

21日 28.6度
24時 28.3度

03時 27.6度
06時 27.6度
09時 29.9度 晴れ
引用:tenki.jp (過去の天気)(台北の天気は8月22日日本時間で調べました)
(台北の湿度は不明です)

日本での気温は決して高くありませんね。

ただし、非常に湿度が高い状態です。
もしかすると、箱の中で苦しい状況になった一因かもしれません。

とはいえ、気温がそこまで高くありませんから、

移送中の箱や乗り物の中での温度管理に何らかの問題が生じ、高温になったのではないかはないかと推測されます。

  • マレーバク自身の体温が、箱の中の温度を上げてしまう可能性はないでしょうか
  • 湿度が高いので、気温も35度くらいになればかなりきついかも・・・
  • 人間だと、経口補水液があると良い状況の場合・・バレーバクにも有効だったりするのでしょうか。

体温を放出する手段が口からのみ、という動物もいるとのこと。
マレーバクも近いものがあれば、湿度の高さが原因かもしれません。

このように、傾向と対策は様々に考えられそうですけれども、

今後も、国際交流を続けるとのことですから、本当の原因を追究し、二度とこのような事故のないように願いたいものです。

まとめ

今回は、横浜市にある「よこはま動物園ズーラシア」から台北にある動物園に輸送中のマレーバク「ひでお」の死亡に際し、マレーバクの基本的な情報と、死亡の原因を推測してみました。

熱射病になった原因

  • 急変は飛行機内で起こったと推定できる
  • 当日の気温は高くないが、湿度は高い
  • 箱の中の温度は高かった可能性もある

ご冥福を祈りつつ、今後はこのようなことのないようにしていただきたいと願わずにいられません。

そして、日ごろからの動物園関係者の方の懸命な努力について、初めて知ったこともたくさんあります。

心より応援と感謝を申し上げたいと思います。

ぜひこれからも頑張ってください!!

最後までお読みくださりありがとうございました!

 

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