2024年7月11日放送のカンブリア宮殿にDG TAKANOの高野雅彰社長が登場。
世界を動かす50人にも選ばれたこともあります。
世界の水問題に挑んでいるベンチャー企業に密着した回、お子さんでもわかるように簡単・簡潔にまとめてみました!
ぜひ最後までお読みください。
「バブル90」という節水ノズルの効果は節水率最大95%!!!
現在大手レストランチェーンの8割、スーパーマーケットの5割に導入されているというとんでもなく画期的な商品である「バブル90」の節水力はなんと最大95%。
にわかに信じがたいけれども、「水道代が3分の1になった!」と喜んで全店舗導入に踏み切るレストランやスーパーが後を絶たないとか。
なんと、2024年5月からも家庭でも使える「家庭用バブル90」が販売されています。
- 実際に出てくる水の量が少ないこと
- 水を粒状にすることで汚れ落ちを良くして、洗浄に必要な水の量を減らすこと
の両輪で実現したそうで、実際の蛇口から出てくる水の量は8割減ほど(それでも驚異的!!)。
また、2023年に汚れ落ちの良いお皿『メリオールデザイン』を開発し販売しています。
そんな「ノズル」やお皿を作ったのがDG TAKANOさんなのです。
世界の水不足問題に挑む DG TAKANO
- 町工場が集まる、大阪府東大阪市に2008年に創業。
- 従業員数25人
- デザイン会社
- 漫画「キングダム」が必読書
- 世界から働きたいという人材が集まってくる
⇒先輩のサポートに徹することなく、自分の成長を期待できる、わくわく感がある、という
時は不景気の折、近所の町工場もどんどん倒産していき、お父さんが経営する町工場は、これだけやっているのに全然もうからないという状況に陥っていました。
稼業を継ぎたくもないし、サラリーマンにもなりたくない
それなら社長になろう、自分で会社を作ろうと決めて、
- 大学は経済学部に進学
- IT企業に3年間勤めて経営について学びながら働いた
起業するにあたって、世の中に困っている人がいて、それを解決できるものがあれば・・
と考え、目を付けたのが「世界の水不足」。
節水に関しては、主に環境系の企業が扱うばかりで、製品の技術が高くはなかったことから、モノづくり系の会社として技術力の高い商品を売り出せば勝算があると考えたそうです。
「バブル90」の完成 そして会社最大の危機
モノづくりについて素人だった高野さんは機械操作やプログラミングを学びながら、そしてお父さんという絶対的なパートナーがいる中で製品の開発に没頭。ついに半年後84%の節水を達成したが・・・
他社と抜きつ抜かれつする販売戦略では体力が持たないので、極限まで技術を高めたものを作ってから販売したい・・と考え、さらにお父さんの技術力を借りながら1,000回もの実験を繰り返した。
そしてついに水圧のみ・電力なしで95%もの節水力を実現した「バブル90」を完成させたのです。
#カンブリア宮殿 で紹介され話題の蛇口。
「世界を節水する」。
その思いで開発された節水ノズル「#バブル90」が搭載されています。まるごと交換する工事は必要ですが、
節水&光熱費削減で大きな効果。
世界で初めて電気を使わずに実現した「脈動流」や、機能的なデザインも注目されています。… pic.twitter.com/hqRn42Hi7G— DG TAKANO “世界を節水する”デザイン会社 (@DesignersGuildT) July 14, 2024
- 満を持してベルリン開催の展示会に出展。
- 「超モノづくり部品大賞」のグランプリを獲得。
そして販売をスタート。
しかし・・節水より電気代・節電の時代。発売5年経過してもまったく売れず、借金が1億5000万円に膨れ上がり倒産寸前・・
そんな折、水道代が3分の1になったという実績を知り合いの社長さんが作ってくださり、そのままその社長さんの展開する全店舗での導入が決定。
この時のことを首の皮一枚でつながった・・と高野社長は語ります。
その後、飲食店のみに絞った販売をし、シェアを広げていきました。
これに加えて、汚れの落ちやすいお皿の開発・さらにはそのお皿に施されている「メリオール加工」を施すサービスや、お気に入りのお皿に簡単にメリオール加工ができるシートの販売など、次々に商品を展開しています。
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締切:6/22(土)23:59まで pic.twitter.com/VpCbszDbH5— DG TAKANO “世界を節水する”デザイン会社 (@DesignersGuildT) June 11, 2024
今後のビジョンについて
様々な技術を結集して、埋もれた技術を組み合わせて問題を解決できるようなシステムを作りたいと考えています。
具体的には、節水だけでなく、水のリユースを考えたシンクを作っていきたいとのこと。
例えば、台所使った水も、ディスポーザーなどを利用して農業に仕える肥料入りの水にならないかという考えのようです。
日本の会社は技術力が高い。けれども、技術から製品を考えてしまう傾向がある。
DG TAKANOの DGは デザイナーズ・ギルド のこと。
まずはどのような世界を築いていくかを「デザイン」し、そこに技術をつなぎ合わせていくという考え方をしていく、その具現化に向けて行動していらっしゃいます。
まとめ
2024年7月11日放送のカンブリア宮殿:DG TAKANO の高野雅彰さんが登場しました。
- 従業員数25人のベンチャー企業
- デザインをする会社
- 世界の困難を解決したい、ということが目標
「売りたいものはお皿ではなく、地球環境を良くしたい」そのための会社なんだということ
また「バブル90」の節水力は水の節水力と汚れを弾き飛ばす洗浄力の両者がそろってこそというデザイン性にひたすら感銘を受ける回でした。
たくさんの応援コメントありがとうございました!とても力になります!
『お皿を売りたいのではなく、地球環境を良くしたい』
その思いにまっすぐ突き進んで行きます!#カンブリア宮殿 #高野雅彰 pic.twitter.com/OhO1zVlMhO— DG TAKANO “世界を節水する”デザイン会社 (@DesignersGuildT) July 12, 2024
まだ若い皆さんには、起業をしたいがために、就職してきちんと勉強されたというあたりもぜひ参考にしていただきたいなと感じました!
(サラリーマンが嫌だから、と言いながら、というところですね。)
最後までお読みくださりありがとうございました。
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