こんにちは。
今回はおかあさんといっしょに登場の「がん」について調べてみました!
がん、私にとってはあまり身近な鳥ではありませんが、その昔はよく食べられていたそうです。
がん、という音の響きがちょっと怖いですが、私たちに身近な鳥らしい!
ということで調べてみることにしました。
子どもの「なぜ?」「なに?」に答えられるような簡単・簡潔な内容になっておりますので、家族のだんらんの一助にしてもらえたら嬉しいです!
「がん」の基本情報
- カモ目カモ科ガン亜科の水鳥
- 大きさ:全長72㎝・翼を広げると140㎝ほど。
カモより大きく、ハクチョウより小さい - 日本には冬に渡来する旅鳥・渡り鳥
- マガン・シジュウカラガン・ハクガン・カナダガンなどガンには多くの種類がある
がんは、とてもおいしい鳥らしく、食用として狩猟されていましたが、数が減ってきてしまったので1970年から禁止されています。
食べなくなる・食卓に上らなくなるとやっぱり縁遠い存在になるんですね。
(こんなに身近だったとは知りませんでした!)
ちなみに、日本では古くは徒然草にがんを食べるという記載があるそうで、
後醍醐天皇が食されたようです!
要は、高貴な方でも食されるような鳥だったということですね。
「雁行(がんこう)」が教えてくれる、すごーく身近な存在、がん!
雁行という言葉をご存じですか?
この言葉、古来から人々にとって身近な鳥だったがん、それを教えてくれるような言葉なんです。
「雁行」を辞書で調べると以下のような意味が並んでいます。
- 空を飛ぶがんの列。また、その形。
- ななめに並んで進むこと
- 先になり、あとになりして進むこと
(チームが抜きつ抜かれつしながら争っているさま) - 兵法で、ななめに陣を組んだもの。
「あー、そー言えば空を見上げると鳥がVの字に飛んでることあるわあ」
と思いますよね!
雁の飛ぶ姿は、古来の人々から現代の人々に至るまで、心に残る光景なんですよね。
子どもたちにおなじみのジブリの映画「魔女の宅急便」でも途中がんと共に飛ぶシーンが出てきますね♪
ちなみに、4番の参考として兵法について調べてみました。
昔の人(諸葛孔明)が考えた兵隊の配置はこちら。
この場合ですと、鶴翼というパターンががんの飛び方に近いですね!
でも、こんな兵法があったんだあ・・と勉強になりました。
がんと言えば群れを成して飛ぶという光景は古来からとてもなじみの光景だったようで、日本人のみならず、中国の方も兵法に記載使っていたというのだから驚きです。
そして、現代!
現代も、がんの飛び方を参考にした言葉として「雁行」は使われています!
現代版「雁行」の使い方、ご紹介しますね!
- 建築:ガタガタした建築物のこと。雁行型などという。
- 雁行配置:マンションの住戸を一部屋ずつガタガタさせて建築するもの。
(メリットは採光が取りやすい、通風が良いなど) - 屋根:雁行屋根といい、軒を低くし、ガタガタ配置させたもの。
(寄棟とは違いますね。イメージとしては上下にずれているものかも) - 戦(いくさ):雁行陣形などといい、兵の配置などのひとつ。
今の時代「雁行」は、建築によく使われている言葉、なんですね!
マンション、一戸建て、寺院や幼稚園・学校、屋根に至るまで多くの建築で「雁行」が使われています。
ぜひご自身の街を歩きながら、「これが雁行型かも?」という建築物を探してみてほしいなと思います!
あのよく見る立派な建物、実は雁行型かもしれませんよ!
まとめ
今回はおかあさんといっしょに登場した「がん」について調べてみました!
- カモ目の水鳥
- カモより大きく、ハクチョウより小さい
- おいしいので、昔はよく食べられていた
- 古来からなじみ深い鳥
(後醍醐天皇も食された?諸葛孔明も軍略に使った!) - 群れで飛ぶとき、Vの字の陣形を取る
- 「雁行」という言葉は、今もがんが身近にある証拠!?
子どもたちは知ってみたら、電車ゴッコならぬ、雁行ゴッコなんかもしてくれるかも!?
雁行型の建物は探してみたら意外とすぐ見つかると思います♪
大人の私たちもぜひいろんな方向から、生き物を身近に感じていきたいですね!
今回も最後までお読みくださり、ありがとうございました。
コメント