こんにちは。
2024年8月14日、現職の総理大臣である岸田首相が、自民党の次回総裁選に出馬されない意向を表明されました。
この表明に伴い、次回の衆議院議員選挙の時期が今秋と予測する方も多く、永田町がにわかに活気づいているようです。
自民党の総裁選や衆議院の総選挙に関する基本情報をおさらいしながら、この予測について庶民目線で、簡単・簡潔にまとめていきたいと思います!!
自民党の総裁選・次回はいつ?
まず岸田首相が今回不出馬を表明した自由民主党の総裁選について見ていきましょう。
自民党の総裁選は、自由民主党の党首を決める選挙、でありますが、現時点において自民党は国会において与党であることから、事実上の内閣総理大臣(首相)を決める選挙、ということになります。
その、日本の総理大臣を決める選挙=自由民主党の総裁選が2024年9月に実施されます。
細かい日程については2024年8月20日の会合で決定されるということです。
衆議院議員選挙の基本情報
続いて、衆議院議員選挙についておさらいしておきたいと思います。
衆議院は4年で任期満了を迎え、選挙を行うことになっています。
また、任期満了を待たずして解散総選挙という形で選挙を行うこともできます。
ちなみに、戦後・1948年以降の衆議院議員選挙は26回実施されていますが、
任期満了に伴う選挙が実施されたのはわずかに1回のみ。
その他はすべて解散総選挙という形で行われています。
今回の衆議院議員の任期満了日はいつ?
仮に、今回の衆議院が任期満了まで解散しなかったとしたら、いつまでが任期となるのでしょうか。
前回の総選挙の4年後前日が任期満了日となります。
前回の総選挙期日が令和3年10月31日ですから
任期は令和7年10月30日になります。
現在は2024年8月ですから、あと1年以上ある、ということになります。
それにもかかわらず、今秋での解散総選挙が濃厚ということです。
次はその点について検証していきましょう。
自民党総裁選挙が行われた直後の選挙実施が濃厚な理由
現時点において、政治とカネの問題を主な理由として内閣支持率が低迷している岸田政権。
2022年に実施された参議院選挙では大勝していますし、政策においても一定の評価を与えられる向きもあります。
しかし、その後は何度も衆議院の解散総選挙が噂されながらも見送られてきたことから、「選挙結果が自民党にとって良くないものになる」と自民党や岸田政権内で予測されていたと考えられます。
現時点においても、定額減税等の実施等により内閣支持率が微増したものの、世間から向けられる厳しいまなざしは継続中とみなされ、岸田首相のままでは選挙に勝てないと考えた自民党は、新しい人が首相になる方が良いと睨み、岸田首相が不出馬となった、と考えるのが素直なようです。
首相を新しい人にする方が良い、それはなぜか。
- メディアでは連日、自民党の総裁選を報じるはず
- 新しい顔(新総理大臣)を明るく前向きに希望をもって選出されていく様が流れる
- 多くの国民は、その新しい方であれば自民党も変わっていくという希望が湧いてくる
さらに現職・岸田首相が不出馬ですから、引きずり下ろすための足の引っ張り合いのような姿を見せずに済むところも、好印象に映るはず。
そうして選出された新しい顔である自民党総裁と総選挙を闘うとあらば、多くの自民党の候補者が勝つ!可能性が高くなります。
その可能性に自民党は賭けるに違いないから、
(逆に言えばこの好機を逃せば、支持率が下がって選挙には不利な状況が始まるので)
総裁選が行われた後、2024年秋に衆議院議員選挙が行われるのではないか、と考えられています。
まとめ
今回は岸田首相の次回自民党総裁選不出馬表明を受けて、衆議院の総選挙がいつなのか、を予測する情報について、検証してみました。
- 衆議院の任期は4年(現在の衆議院の任期は令和7年10月)
- 次回自由民主党総裁選は2024年9月
- 新しい首相を選ぶ総裁選の後は、自民党への期待が高まりやすい
このようなことから、次回総選挙は2024年秋ごろ、と考えられていることがわかりました。
この予測は、党代表などの重鎮はまだ言及していらっしゃいませんが、現職議員の方・議員経験をお持ちの方などがにわかに確信と共に語っていらっしゃいます。
衆議院総選挙の日程予測という分析でしたが、選挙に勝つということはこういうことなのかと学ぶことも多くありました。
個人的には、総裁選直後の実施は自民党に対して好印象になるから、と言うよりも、
テレビでの話題が自民党一色になり、他の政党(の候補者)のことを考える余地がなくなるから、という気がしています。
現に、オリンピック一色だった8月上旬は、他のニュースについて考えることに疎くなったような・・。
メディアとの良い付き合い方も考えていく必要があると感じます。
仮に予測通り今秋に総選挙が実施されれば、2年ぶりの国政選挙ですね。
わずか1票。されど1票。
いち国民として、きちんと自分の思いを付託できる方に投票しに行くぞ、と思いを新たにしました!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
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