カンブリア宮殿【まとめ】ホテル・宿を旅行の目的地に「温故知新」

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2024年7月18日放送のカンブリア宮殿は『温故知新』の松山知樹社長が出演されました。

『温故知新』は、ホテルや旅館を営む会社です。

決して安くない料金かつ遠方で行きにくい場所にあるホテルとのこと。
2024年夏の旅行動向は85%が国内!という状況とはいえ・・どのようにしてお客様をもてなすのか。

簡単簡潔にまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください。

目指すは一生に一度は行ってみたい宿

温故知新の松山知樹社長は、星野リゾートを経て、37歳で起業した創業されました。

  • 2011年に創業
  • 14施設を経営
  • 1泊1名5万円という価格設定
  • 顧客は必ずしも富裕層ではなくお金を貯めてきてくださる方もいる
  • 唯一無二を探す・他と同じことはやらない
    ⇒新興勢力なので、他と同じことをやっては勝てない、ことの裏返し
  • 従業員数420名
  • リピーターの満足度を高めるために、細かな情報を集める
    ⇒温泉の好みのお湯の温度・パジャマのサイズ・汁物のぐつぐつ度合いなどを情報に残す

松山知樹社長の経歴

  • 1973年アメリカデトロイト生まれ
  • 2005年星野リゾートに入社
    ⇒旅館の再生事業に従事

スタッフの大量退職・やばくなってからが勝負

温故知新も最初から順風満帆であったわけではありませんでした。
後述する愛媛のホテルでは、なんと月300万円の赤字を出し、破産寸前まで追い詰められてしまったとのこと。

その後、社長は現場に口を出すのを止め、現場に思いついてもらい、やる気を出させることで活気が出すことに尽力。
2年後には黒字化することに成功したのだそうです。

それを明文化したものが、クレド48か条だそうです。

クレド 48か条

48か条の一部を例示します。

  • 指示を待たない
  • じゃあどうすればいい?
  • 私たちという言葉を使う

しんどかったときは、社員同士の仲が悪かったのだとか。

チームワークをどう発揮できるかが肝。そのために「私たち」という言葉を使うことにしようと考えたそうです。

「じゃあどうすればいい?」というものも、うっかり責めてしまいがちになる時に使うのかな・・と思いました。次につなげるための一言・・ですね!

注目の宿は長崎県壱岐島・愛媛県の元美術館!

温故知新で手掛ける宿のご紹介を一気にさせていただきますね!

壱岐リトリート海里村上

壱岐島には150以上の神社が集まる、パワースポットだらけの島。

壱岐リトリート海里村上
引用:壱岐リトリート海里村上

夏の稼働率は8割以上!&ミシュラン5つ星を取っているこのホテル。

1700年の歴史を持つ温泉にスパなども完備しているが

なんといっても一番の売りは夕食。

おいしいものを出すためなら手間を惜しまない料理長

総支配人でもある料理長の大田さんのこだわりは

  • お米はお客様の食事の時間に合わせて炊き上げる
  • そのお米は自分で育てる
  • 自分たちでお酒を造る

こうしたこだわりが、ホテルを旅の目的地にさせているのだそうです。

何もない贅沢空間 瀬戸内リトリート青凪

  • 元々安藤忠雄さん設計のゲストハウス付きの美術館
  • フルフラット寝湯がある

といった特徴のあるホテルです。山の中にぽつんとあるので、まさしくホテルが旅の目的。

創業当初は様々な問題を抱えることとなったこのホテルですが、現在は当初の目論見通り、素晴らしい独自性と幸福感を提供する空間になっています。

新たな挑戦へ 北海道礼文島のホテル開業

マーケットは無いのが得意・作る派

そう語る松山社長が次に手掛けるのは北海道は礼文島のホテルです。

社長も景色を見ながら、心底わくわくされているようでした!!
どんなホテルが出来上がるのか、とても楽しみです。

まとめ

  • ホテルの周りには素晴らしい魅力があるけれども、それを「編集」してお客様に提供する
  • 失敗したら次に活かす、磨き続ける集団

それが温故知新という会社と、松山社長は語ります。

供給過多になっている宿に付加価値を付けてお客様に他とは違う幸福感を味わってもらう。

とても難しいことに挑戦されているように聞こえますが、一番大切にしているものは人材とチームワークなのだ感じました。

いつの時代も、人材は宝なんですね。

一度は行ってみたい。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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